本当に日本には死刑は必要なの?
「ドキュメント 死刑に直面する人たち 肉声から見た実態」佐藤大介著 岩波書店
「ドキュメント 死刑に直面する人たち 肉声から見た実態」佐藤大介著 岩波書店
共同通信社の佐藤大介記者が、
「ドキュメント 死刑に直面する人たち 肉声から見た実態」 を岩波書店から
出しました。
さすがに新聞記者で、取材を重ね
「死刑囚にアンケート調査を行い、加害者と被害者の家族、刑務官、弁護人、
法務官僚など、死刑に関わる人たちの声に耳を傾けることにより、死刑が
はらむ問題の核心と周辺をなまなましく可視化する。」本です。
日本弁護士連合会死刑廃止検討委員会の加毛修先生や、小泉内閣当時死刑の執行をしなかった元法務大臣杉浦正健先生や、長年にわたり死刑廃止フォーラムで活躍している安田好弘先生に対するインタビュー記事が掲載されています。
私は、この本は、いま、日本で死刑を本当に廃止しようとすれば何に直面し、乗り越えなければならないのかを「可視化」しようとする本だ思います。
どう乗り越えるのかは、私達の課題ですが。
是非、ご一読いただければと思います。